BCG(ビーシージー)

結核予防ワクチンに用いられる生菌(生きている細菌)のことで、元々フランスにあるパスツール研究所のカルメットとゲランが強毒の牛型結核菌を牛胆汁グリセリン馬鈴薯培地で13年間にわたり231代継代して得られた弱毒株で、1921年に初めてヒトに用いられました。このことから結核予防ワクチンは彼らの名前を冠してBCG(Bacillus Calmette-Gu屍in)と名付けられました。1920年代から各国で独自にBCGの継代培養が行われ始め、50年代からは、凍結乾燥技術を基盤としたワクチン製造により菌株の研究が進みました。BCGには多くの亜株が知られており、結核の防御に有効且つ副作用の少ない菌株、また、凍結乾燥や高い温度に抵抗力の強い菌株など幾つかの株が選ばれました。日本のTokyo-172の 他、Glaxo、Copenhagen、Pasteur等が主な株です。また、現在BCGはWHO(世界保健機構) の予防接種拡大計画(EPI)の対象となるワクチンのひとつとして多くの国の子供たちに接種されています。